PROXIMAXはすべての分野において急成長をしています。このレポートでは私達のプラットフォームの進捗、展開されるアプリケーションソリューション及び会社としてのビジネスの計画について共有させていただきます。

インフラストラクチャ プラットフォームの進捗

公共向けメインネットの開発はスケジュール通り進んでいます。このレポートを書いている現時点で、私達は完全に改良された新たなモバイルウォレットの開発を完了しました。仕上げとバグの解決が終わりし次第、このモバイルウォレットを発表する予定です。

私達は最新のカタパルトのリリースバージョンをベースにしたモバイルウォレットも開発しました。ProximaXのメインネットのロールアウトに先立ち、カタパルトのモバイル及びデスクトップ用ウォレットが同時にリリースされるでしょう。デスクトップのウォレットは大幅に拡張され、ProximaXのソリューションが提供するストリーミングとストレージレイヤとの統合が考慮されています。

特にProximaXのストリーミングレイヤの開発に力を入れており、この面でもスケジュール通り進んでいます。ストリーミングレイヤはプラットフォーム上でのテストも完了しており、複数の組織間のライブストリーミングが可能になっています。私たちの次の構成要素は多数対多数でのライブストリーミングであり、ユーザーがライブチャットやライブブロードキャストができるようになります。現時点では、ストリーミングレイヤのSDKはGolang(プログラミング言語)をベースとしています。

ProximaX Siriusプラットフォームの開発は2つのプロジェクトが同時進行されています。一つはメインネットと呼ばれ、もう一つは様々なソリューションが継続的に追加されているプライベートネットです。メインネットはコンセンサス形成のメカニズムやトークン経済の拡張的なデザインが、アプリケーションが追加される前に必要になってきます、さらに重要な事は、稼働の安定性です。開発チームはプライベートネットのアプリケーション開発とメインネットの開発の両方に注力しており、それによりメインネットの開発が完了した際に、すぐにアプリケーションのいくつかをメインネットで稼働させることができるようになります。私達が開発したアプリケーションは稼働を実証する事例にもなり、今後のアプリケーション開発者に向け、ProximaX Siriusプラットフォーム上にどのようにソリューションを開発できるのかについてのアイデアを示すものになっています。

メインネットを発表する準備と並行して、ブロックチェーンのSDKセットの開発を完了しました。

  • TSJS – tsjs-xpx-catapult-sdk (Typescript/Javascript)
  • Java – java-xpx-catapult-sdk (Java)
  • CSharp – csharp-xpx-catapult-sdk (C#)
  • Swift – swift-xpx-catapult-sdk (Swift)
  • Dart – dart-xpx-catapult-sdk (Dart)
  • CLI – catapult-cli
  • Golang – go-xpx-catapult-sdk (Go)
  • CPP – cpp-xpx-catapult-sdk (Cpp)

PHP- php-xpx-catapult-sdk, Rust – rust-xpx-catapult-sdk, と Python – python-xpx-catapult-sdk は現在開発中です。準備ができ次第、リリースを予定していますが、そのための管理者や協力者を探しています。管理者の確保は我々にとって、今後の重要な責任に対しうまくコーディネイトするための緊急の課題です。私達はPony言語のSDK開発も視野に入れていますが、これは優先実施事項ではありません。

他の構成要素については、ストリーミングと分散ファイル管理のコア要素に関してGolangのためのSDKを開発しました。

  • go-xpx-psp-sdk (ストリーミングのためのGolang SDK)
  • go-xpx-psp-sdk (ストレージのためのGolang SDK)

徐々に、ストレージやストリーミングレイヤのための他の言語のためのSDKの開発も計画しています。私達は多岐に渡り、短期間で多くを達成できた事を誇りに思っています。この完了によって、我々はNEM Catapultの最も包括的なプロバイダーになり、ProximaX Siriusプラットフォームを通じ、唯一Catapultの分野においてサポートシステムを備えた完全に実用可能な環境を提供できるようになります。さらに重要なのは、このSDKはProximaXが植え付けたテクノロジーの塊の実現なのです。

このような大きなプロジェクトをロールアウトするにはサービスの品質、正確性や緻密な計画が必要になってきます。これを実現するため、私達のインフラストラクチャチームに新たなインフラ/devops 技術を導入しました。それはアプリケーションの自動化技術、展開、提供のオーケストレーションを含んでいます。

私達はノードやSDKをテストするため、継続的な導入プロセスを使っています。全てのサーバコードはドッカーでコンテナ化され、開発、テスト、実環境モードの全ての環境で導入しやすいようコンテナ化されています。このドッカーのオーケストレーションはよく知られているクラウドサービスプロバイダーでもノードの提供に使われています。事実、私達はメインネットやプライベートネットが大規模なスケールで導入できるよう、それらのトップクラウドサービスプロバイダと交渉段階にあります。

サポートフロントにおいて、私達は全ての顧客からのアクセス要望に対応するインフラチームを持っています。このチームはプライベートインスタンスの提供、デモ環境、VPNアクセスの許可、アプリケーション、ウェブへの導入を担当します。更に、ビジネス開発チームが顧客に代わってアクセス証明書を要求するJiraサポートのサービスリクエストを処理する技術チームに対してもサービスを提供します。

これらのツールは非常に優れたインフラチームによって実行、運営されます。迅速に私達のソリューションを提供、導入できるようにするという目的を達成するため、プロセスは厳密かつ効率的に管理されています。

水平展開されるアプリケーションソリューション

ProximaX Siriusインフラストラクチャ プラットフォームの進捗とは別に、私達自身やパートナーによって、いくつかのアプリケーションがプラットフォーム上に構築されました。アプリケーションは証券取引のためのソリューションや、身元確認 実証実験、通貨のモバイルペイメント、ビジネスプロセス管理ソリューション等です。それぞれについて下記で説明します。

2014年に私はT+0のアイデアを考案しました、それはブロックチェーンを活用した決済においてほぼゼロのラグタイム処理できるもので、従来の株式市場向けたフロントエンドの取引マッチングエンジンや株式取引に関するコアエンジンに利用できるものです。後にコンセプト資料は「株式市場環境の活性化」というタイトルで2017年4月にリリースされています。このソリューションは今、ProximaX Siriusプラットフォーム上で現実化しています。

Codenamed DLX – 分散台帳をベースとしたエクスチェンジで、ProximaX Siriusプラットフォーム上で支払い、決済、会社登録、KYC等を含む従来の株取引のバックエンドの機能を管理する目的のために開発されました。これは、一言で言うとフロントエンドの株取引でオフラインでの株の移動と取引を全て記録できる記録システムです。ブロックチェーンによるプラットフォームはこれらのバックエンドの機能をリアルタイムでシンクロさせることができます。DLXは1秒あたり1000のトランザクションで取り込むことができるよう設計されています。ブロックチェーンはより高いトランザクションレートで提供することはできるものの、この数値は継続性、実現性を考慮した最適化されたトランザクション成功率を考慮して設定されています。全ての取引は、取引がマッチングした際にマッチングエンジンから記録されます。マッチした取引はブロックチェーン上にブロードキャストされる前に署名、承認及び相互署名されます。サインやそのプロセスを除いたトランザクションのDIFF はラボ環境上で10ktps近くになっています。

DLXの初期の設計は問題なく稼働確認がされており、チームは最初のバージョンの完了に向かっています。完了後、ProximaX Siriusは世界で初めて証券トークン取引の意味での証券取引所を支援するインフラストラクチャプラットフォームになります。私達のProximaX KYCアプリケーションはこのソリューションの一部であり、適切な交換を実行するための必要なツールを提供します。このソリューションは今後多くの事を実現可能にするブロックチェーンのトレードエクスチェンジプラットフォームの開発において一つの重要なソリューションになります。このソリューションがT+0を実現するだけでなく、配当の支払い、新たな株式の発行、株式所有の処分、買収及び統合等を含むオフライン取引も実現可能です。潜在コストの削減に加え、規制要求への対応工数の削減も期待でき、規制当局にとっては株式取引の管理が簡素に対応できます。株式移動はほぼ同時に近く、 従来の株式市場のエコシステムを形作っていた管理者、決済システム、手形交換所、ブローカーやサポートサービス等の仲介者が不要になります。

KYCソリューションの拡張版として、国家IDの導入に有用な包括的な身元確認ソリューションのPOC が完了しました。物理カード向けカードリーダー等のどのようなハードウェアシステムとも統合が可能で、安全で分散かつ暗号化された登録プラットフォームというだけでなく、国家IDシステムとして全ての機能を提供する事ができます。また、より多くのアプリケーションがこの身元確認ソリューションを利用できるよう、スケーラビリティを考慮して設計されています。また、許可制のアクセスを可能にするオープンなプラットフォームになっています。

包括的なモバイル支払いシステムが第一四半期に開発されました。カタパルトソリューションをベースにしており、通貨取引に特化しています。このソリューションはATM等のキャッスディスペンサーを通じた通貨の管理と流通、送金、商業向けポイントサービスを含みます。加えて、このソリューションは閉環境のシステムで、ユーザー間のお金の流れはエコシステム内に制限されます。システムを横断しようとするなりすましのウォレットのような未確認のウォレット所有者には送る事ができません。それぞれのアカウントはそれぞれの取引によってコントロールかつ相互署名されます。ウォレットはシステムの利用や参加するために登録されている必要があるため、規制された金融市場の環境にもフィットする包括的なソリューションになっています。

第一四半期の終わりに向かい、もう一つのアプリケーションソリューションが開始されています。これはProximaX Siriusプラットフォーム上に構築されたビジネスプロセスマネジメントソリューションです。最初のバージョンの開発がもうすぐ完了します。私達が行う全ての事にはビジネスワークフローや意思決定が必要とされます。例えば不動産の売買、意思の作成や実行、保険、製造、プロビンス、登録のため、町議会に許可を申請したりします。このソリューションはIoT等、正しいワークフローで証跡、承認が必要な全てのプロセスに有用です。ProximaX Siriusプラットフォームはこの全てのバックエンドプラットフォームを提供し、いかにアプリケーションやソリューションが簡単に開発できるかを見せる事ができます。BPMは複雑なシステムソリューションですが、ProximaX Siriusプラットフォームはこれをシンプルにします。私達が楽しみにしているのは、ソリューションとしてのBPMという点だけでなく、ProximaX Siriusプラットフォーム上でとても早く開発できるという点です。3ヶ月で市場に投入できるのです。これがProximaX Siriusプラットフォームの重要な要素です。

ProximaX はウクライナの482ソリューションとIoT、ロボティックスの分野での開発のため協業しています。彼らは彼らが実施している全ての業界で私達のプラットフォームを利用しています。482ソリューションは引き続きアプリケーションの開発や私たちの設計や要求に基づいたコア部分の開発へ貢献を続けてくれています。

ビジネス開発

ビジネス開発において、大きな産業向けとは別に、私達のソリューションを広めるため中央政府、地方政府と協業しています。また、グローバルでいくつかの金融サービスのエンタープライズや、政府間組織、中小企業と議論を進めています。アジアや新興国等の私達の強みの範囲を超え、オーストラリアやヨーロッパのパートナーとも継続して話し合っています。エンタープライズ向けに関してはまだ市場形成の時期であり、残念ながら進捗は遅くなっています。

私達は私達のビジネスに悪影響を与えるような、アナウンスのためのアナウンスはしたくないと思っています。ビジネス開発に関しては、適切なタイミングですべてのステークホルダーに確認を持てる内容の発表を実施する予定です。

私達は新たな市場開発のため、ProximaX Siriusプラットフォームがより多くの環境やプロジェクトに使ってもらえるよう、システムインテグレータとの協業を図っています。パートナーシップの開発やトレーニングは私の注力事項の一つです。

経営計画

私達はクアラルンプールにある新しい本社に移りました。60人を収容でき、小さなワークショップイベントを開催できます。ProximaX Accelerated Centre of Technology (“PACT”).と呼ばれ、ワースペース環境としてデザインされています。このスペースはProximaX Siriusプラットフォームやソリューションを使ってプロジェクトをジャンプスタートさせたいスタートアップ企業をサポートするためにも使われます。

私達は次世代のブロックチェーンプラットフォームの分野でワールドリーダーになるために再編成を進めています。メインストリームのマーケットにおいてエンタープライズクラスのソリューションプロバイダになり、結果、上場企業になるという目標に向かって進んでいます。

市場はProximaX Siriusのようなプラットフォームが現実となりつつあることを認識しはじめており、市場における私達の存在は、ブロックチェーンに裏打ちされたプラットフォームを採用したいエンドユーザーによって後押しされています。私達は今年の後半に、市場においてより大きなインパクトを与えたいと思っています。そのために今後、さらに努力を継続します。               

設立して1年に満たない事を考慮すると、私が考えていた以上の進捗になっている事を誇りに思っています。特に、野心的かつ誠実であり、タイムリーにワールドクラスのソリューションを提供している私のチームを誇りに思っています。現在、グローバルに成長している約50人の組織で、チームは私達が最も詳しい内容に注力しています。また、私達を信じてくれている協力的なコミュニティにも支えられています。今後の前途をとても楽しみにしています。

共に進みましょう!